お届け会 当日編
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    無事に朝9時過ぎに到着。

    石巻の木村ご夫妻は先に到着して準備をしていてくださった。

    さあ、OPENです。

    お気持ちをお届けした方にはできる限りアンケートのご協力を
    お願いしました。皆さん快く書いてくださいました。

    第一回目のお届け会の告知は口コミ。
    木村夫妻が震災の為にご不自由なさっている方へお声をかけてくださったり
    当日通りかかった方が中心でした。

    OPENして1時間ほどしてから、私は周辺リサーチへ。
    アーケード街をずっと歩いて市役所へ向かう。

    歩道はがれきや、使えなくなった物が山積みです。
    本当に大変な思いを皆さんがされている事を痛感しました

    石巻の広い範囲で、浸水が起こりました

    あの強い地震のあとの浸水
    全てが床におちている状態で50センチ水が来ただけでも
    全てが使い物になりません。
    水はただの海水ではなく、いろいろなものを飲み込んできているので
    汚れた海水です。

    入り込んだヘドロを掻きだすだけでも大変な作業です。

    七十七銀行がありました。
    そこには駐車場にテントを張って多くの人が
    銀行の待ち時間が、なんと4時間以上。
    中に入りきらない方が駐車場で待っているのです

    でも、みなさん静かに、誰一人声をあげている人がいません。
    穏やかで隣り合っている方とお話をしたり・・・

    その先の市役所の方へ向かいました。

    市役所の入り口では、被災証明書の予約券発行が
    一日800人までと貼り紙がありました。

    市役所の入り口の前に、たくさん人が集まっている場所がありました。
    テーブルを出して、お洋服を渡している方がいたのです。

    「すみません、私たちも皆さんにお渡ししたいものがあるので
    ここに持ってきてもいいですか・・・?」

    その方は向かいのビルの方で、今日3時〜ビルを解体するためにクレーン車
    が入るそうです。それまでの時間なら自由に使ってください。
    テーブルも、うちのもので、消毒もすんでいるから、お洋服を並べても大丈夫ですよ。との
    事。
    その方は、お友達やご親戚の方からお洋服が届いたそうなのですが
    自分では使いきれないので、解体工事で無駄にしてしまうよりは
    使いたい方にお分けしたいから、思い切ってテーブルに出してみたそうです。

    その方いわく、地震直後は、ジャージや、ウィンドブレーカーみたいなものが
    必要で、つい、2週間前にNPOの人が物資を届けにきたけど
    食品はなくなっても、洋服は誰も持っていかなかったから
    ダメもとで、並べてみたそうです。

    あっという間に多くの人が集まって、あっという間になくなりました。

    「その時で、必要な物が変わってくるのよね・・・。」とその方がおっしゃっていました。

    「あと、20分待ってくれれば、カバンやお洋服とか、全国から
    皆さんの為に届いたプレゼント物資持ってくるから、待っててくださいねー」

    そこで、何人かのオバ様たちとお話して
    「お姉さん来るの待ってるから・・。親戚みんなうち流されちゃって
    何にもなくなっちゃったから・・」
    「大丈夫?20分待ってくれますか?」
    「待ってるよー。時間たくさんあるから、ここにいるから・・・」
    「じゃ、急いでいきますねー」
    「危ないから、ゆっくりいきなさい。転んだら大変だから・・・」

    一度戻り、カバン、靴、お洋服、そのほか小物を
    オバ様たち用にセレクトして3箱つめて向かいました。

    「あー、お姉ちゃん、本当に来たんだねー」
    オバ様たちが待っていてくれました。

    あっという間に、たくさんの方が集まってくださって
    10分もたたないうちに皆さんの手元に。

    「きれいなもの、見るだけでうれしいねー。」

    皆さんからいろいろとお話して、どんなものが必要なのかを
    聞きました。避難所生活をされている方は、厚手もの、暖かいもの。
    そのほかの方は、春物を好まれました。

    結局、その場所を4回往復しました。

    お届け会の会場チーム
    そして、こちらから街に出ていくチームが今後必要に
    なることを実感しました!


    posted by: お気持ちお届けしまーすプロジェクト | お届け会 終了レポート | 15:29 | - | - | - | - |